SOLD
1973年製 Martin D-35が入荷致しました。
スプルースTop&ローズウッドSide/Back(3-Piece)のドレッドノートボディに、マホガニーネック、エボニー指板、オリジナルGroverペグ。
反りが調整出来ないノンアジャスタブルのスクエアロッド、ローズウッドの大きなブリッジプレート、ノンスキャロップのブレーシングがこの時期ならではの特徴です。
ピックガードがブラックからベッコウ柄へ交換されており、ピックガードの左右は薄いピックガードクラックの痕が有りますが現在は接着補修されており、ナット・フレット・ブリッジサドル、1本ブリッジピンが交換されております。
また経年によりボディトップのブリッジ後方が膨らんでいる事に加えて、現代のギターに比べてネック角が浅く弦高が高くなる事を回避するためブリッジが若干薄く削られており、サドルの余裕は殆どありませんが弦高は適正です。
ネックヒールにストラップピンの取り付け/穴埋め痕が有り、ボディは全体に隙間なくウェザーチェックが入っています。
弾き傷などの使用感に加えて所々米粒大程度の打痕があり、ボディトップ上部左右に塗装の補修が見られ、トップ向かって右下にパッチによる割れ補修がございます。
ネックはほぼストレートの丁度良い状態で、交換されたフレットは全く減っておらず、気になるようなビビりや音詰まりも無く演奏性は良好です。
スクエアロッドに大型のブリッジプレートを採用したこの年代ならではの中低域に重心が有る音色で、余計な倍音をふくまず柔らい高域とズシっと響く低域は落ち着いたフィンガーピッキングから力強いストロークまで心地よく響きます。
手が加えられている事で演奏性も良く、ブルーケースが付属した”使える”D-35をお探しの方にお勧めの1本です。
※ハードケースが180度開いてしまいます。